一覧へ戻る 調査日時: 2026-05-28 01:43

シンプレクス・ホールディングス株式会社

想定ポジション ITコンサル
希望待遇 適合スコア
8 / 10 (◯×2 + △×1)
80%
4
0
0
1
結論(総合所感)
東証プライム上場・9期連続最高益見込みの金融×ITで高収益(営業利益率24%超)かつ高年収の優良企業で、財務健全性は極めて高い。希望待遇のうち勤務地(都内2拠点・転勤の常態化なし)・週休二日・育休産休(取得実績豊富)・リモート(週1出社からOK)はおおむね満たす一方、最大の懸念は労働環境。社長自ら「Work is Life」を体現する完全実力主義・成果主義カルチャーで、プロジェクト次第では残業が月60〜100時間級になる口コミが複数あり、新卒離職率の高さも繰り返し指摘される。副業可否は公式に確認できず。「待遇が良い=働きやすい」ではなく、激務許容度と配属プロジェクト運次第の会社。

希望待遇との適合(項目別)

希望条件 判定 根拠・補足
都内勤務(転勤無し) 拠点は虎ノ門ヒルズ・麻布台ヒルズの都内2オフィスのみ(国内に地方拠点なし)。海外子会社はあるが国内勤務者の転勤前提の記述は確認できず。求人票上も「転勤なし」の明記までは未確認だが実態として都内勤務(公式会社概要 2026-05-28取得/キャリア採用)
完全週休二日 業界標準の土日休み・フレックス(コアタイム11-15時)。年間休日の具体日数は公式で未確認だがIT系一般水準。有給取得率76%(2024暦年・公式WLBページ 2026-05-28取得)
育休、産休あり 産前6週/産後8週の産休、育休は2歳4カ月まで取得可。女性産休取得率100%・育休取得率60%・男性育休54%(いずれも2023年度/2024暦年・公式WLBページ)。取得実績が公表されており実態を伴う
副業OK 公式の福利厚生・WLBページに副業/兼業の記載なし。口コミ検索でも明確な可否情報が得られず未確認(公式採用サイト 2026-05-28取得)
リモート可(週2出社まで) 「週1回以上の出社を原則としてリモートワーク可」と公式明記=出社は週1からでよく、希望(週2出社まで)を満たす。ただし口コミでは「出社前提・リモートは推奨度低め」との声もあり実態は配属次第(公式福利厚生ページ 2026-05-28取得)
凡例: 満たす / 条件付き / 満たさない / 未確認

0. 会社の基本情報

項目 内容 出典
社名 シンプレクス・ホールディングス株式会社(Simplex Holdings, Inc.) 公式会社概要
所在地 〒105-6319 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー19階(本店登記は港区虎ノ門一丁目23番1号)。ほか麻布台ヒルズ森JPタワー18階 公式会社概要
創業 / 設立 創業 1997年9月16日 / 設立 2016年12月1日(事業再編による持株会社新設) 公式会社概要
資本金 1,518百万円(2026年3月31日現在) 公式会社概要
従業員数 連結2,121名(2026年4月1日現在) 公式会社概要
上場区分 東証プライム上場(証券コード4373)。2021年9月再上場 irbank/Wikipedia
事業所 国内は都内2拠点(虎ノ門/麻布台)。海外子会社: Simplex Global, Simplex U.S.A., Simplex Consulting Hong Kong 公式会社概要
沿革(要点) 1997年シンプレクス・リスク・マネジメント設立→2002年JASDAQ→2005年東証一部上場(設立8年)→2013年MBOで上場廃止→2016年HD新設→2021年9月再上場 pod.jp記事/Wikipedia

① 会社の健全性

1-1. 事業内容

中核子会社シンプレクス株式会社を中心とする金融×ITのソリューション持株会社。戦略/DXコンサル → システムコンサル → システム開発 → 運用保守 → 共同利用型(SaaS) を一気通貫で内製提供(外注を行わない方針)するのが特徴。源流は証券会社向けディーリング(自己勘定取引)システムで、デリバティブ・FX・資産運用など金融機関のミッションクリティカル領域に強い参入障壁を持つ(公式事業内容ページ/pod.jp記事)。近年は金融で培ったノウハウを製造・公的機関など他業界のDX支援に横展開。グループにDX特化のXspear Consulting、AI特化のDeep Percept、UI/UXのAlceoを擁する(公式会社概要)。収益構造は専門性の高さゆえ価格競争が起きにくく高採算(営業利益率20%超、後述)。一方で金融機関の大型案件・IT投資動向への依存度が高い点はリスク要因(公式IR「事業等のリスク」)。

1-2. 経営者(社長)の人物像

経歴・バックグラウンド: 代表取締役社長(CEO)金子英樹氏(1963年生、創業オーナー社長)。東京都立青山高校→一橋大学法学部(1987年卒)。アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)でコンサル(大手生保のシステム)→金融ハイテクベンチャー キャッツ・ジャパン立上げ→ソロモン・ブラザーズ・アジア証券でデリバティブ・アナリシス部門VP。1997年シンプレクス(前身)を創業し2000年社長就任、現在に至る。コンサル×証券(金融)×エンジニアの三刀流が事業の原型(pod.jp記事/Wikipedia/FastGrow)。

人柄・価値観・経営スタイル: 完全実力主義・成果主義を標榜。「ここなら年収1億円を実現できる」「人を育てる修羅場を用意する」と公言し、若手から大企業経営陣と渡り合い数十億円規模を任せる成長環境を売りにする(外資就活ドットコム)。MBO期は1日15〜16時間働き「仕事でプレーするのが一番楽しい」と語る「Work is Life」型の価値観(FastGrow/外資就活)。「20代社員にはやりたいことは聞かない」と、会社主導で修羅場を経験させる育成思想(FastGrow)。社員評価に「札入れ」という投票型の仕組みを用いる(外資就活ドットコム)。トップダウン色の強い創業オーナー型。

評判・レピュテーション: 業界では「金融ITの実力派」「人材輩出企業」として認知。社長個人に関する不祥事・係争・炎上の情報は確認できず。一方でその激務志向の価値観が現場の長時間労働カルチャーの源泉と口コミで結び付けられている(OpenWork等)。社長個人へのパワハラ等の具体的告発は今回の検索範囲では確認できず(未確認)。

経営チーム(社長以外の役員): 取締役副社長(共同COO)助間孝三・早田政孝、取締役CFO 江野澤慶亮、執行役員 髙塚康平。社外取締役(監査等委員)6名(秋山良三・小笠原範之・杉田庸子・高橋麻理・浜西泰人・廣田直人)。創業社長+内部昇格の業務執行陣+社外取締役という上場企業として標準的な構成(公式会社概要 2026-05-28取得)。役員の短期大量入替を示す情報は確認できず。

1-3. 財務・業績

極めて健全かつ高成長。IFRS連結の売上収益・営業利益の推移(irbank E36928、2026-05-28取得):

決算期 売上収益 営業利益 営業利益率 当期利益 ROE
2022/03 305.8億 63.6億 20.8% 42.0億 11.3%
2023/03 349.5億 74.5億 21.3% 54.3億 12.9%
2024/03 407.1億 88.5億 21.7% 61.9億 13.2%
2025/03 473.9億 108.0億 22.8% 77.8億 15.9%
2026/03(実績) 586.8億 144.2億 24.6% 105.4億 20.5%
2027/03(会社予想) 700億 172億 24.6% 124億 24.1%

毎期2桁増収増益で営業利益率20%超を維持。2026年3月期決算(2026/4/30開示)で過去最高を更新し、9期連続最高益更新が視野(irbank/松井証券/日経会社情報)。時価総額約2,398億円、PER約18倍、PBR約4.4倍、予想配当利回り約2.4%(2026/05/26時点・irbank)。上場企業として開示は厚く、統合報告書も発行(公式IR)。財務面の懸念はほぼ見当たらない。

1-4. 業界内ポジションと将来性

金融機関のディーリング/トレーディングシステムという高参入障壁の専門領域で確立した地位。国内FX取引量の相当割合が同社ソリューション経由とされた実績もある(pod.jp、2016年時点の記述のため現在値は要確認)。金融機関のDX・生成AI・web3等の先端領域投資が追い風で、市場は成長基調。一方、金融機関のシステム投資サイクルと景況感への感応度、人材獲得競争の激化が将来リスク(公式IR「事業等のリスク」)。Xspear(DX)・Deep Percept(AI)で非金融・AI領域へ事業を多角化中。

1-5. レピュテーション・コンプライアンス

重大な不祥事・行政処分・訴訟・労基署是正勧告などのネガティブニュースは今回の検索範囲では確認できなかった(「無い」と断定はできず未確認)。公式IRの「事業等のリスク」で人材・労務関連法令や情報セキュリティ等の一般的リスクは開示。口コミ上の最大論点は労務(長時間労働・勤怠の過少申告の声)であり、コンプラ事案というより労働強度の問題(OpenWork/OpenMoney 検索スニペット 2026-05-28)。

② 働く環境

2-1. 待遇・処遇

高年収帯。OpenWork集計の平均年収は約719万円(正社員248人クチコミ集計、媒体集計値)、別媒体では平均900万円超の試算もあり集計母数で差がある(tleon/転職picks 等の二次集計、要留意)。新卒は年収500万円スタート、リード昇格で1,000万円到達も狙えるとの記述(外資就活ドットコム/tleon)。完全実力主義で成果が年収に直結。残業は公式で月平均37時間(2023年度・全グループ平均)だが、口コミでは「ITコンサル業界でも残業上位」「金融案件の繁忙期は月60〜100時間」「炎上案件では勤怠を過少申告」との声があり、平均値と個別実態の乖離が大きい(公式WLB/OpenWork・OpenMoney・JobQ 検索スニペット)。会社側は45時間超の時間外発生率1%未満を目標に削減推進中(二次媒体スニペット)。

2-2. 組織・カルチャー

プロフェッショナル集団・ワンチームを掲げる成果主義カルチャー。働き方はコミットメントスタイル(α:機動的/β:残業2h程度/γ:残業なし)を一定職位以上が自己宣言する制度、フレックス(コアタイム11-15時)、時短勤務あり。福利厚生は手厚く、資格取得補助(年40万円)・書籍購入補助・夕食無料提供・iPhone/PC貸与・社内マッサージ・従業員持株会(奨励金10%)など(公式福利厚生ページ)。一方、口コミでは新卒の離職率の高さが繰り返し指摘され、「離職率が業界平均30%に対し30%超」との二次媒体記述あり(OpenWork個別回答スニペット・kindaika等、数値は二次情報のため要留意)。退職理由は「待機の長さ」「キャリアの頭打ち」「成長のための転職」などが挙がる。

2-3. 労働者視点のレビュー(口コミ)

OpenWork・転職会議・JobQ等に多数の口コミ。ポジティブ: 高給与、若手から大きな裁量・修羅場経験、成長環境、優秀な人材。ネガティブ: 長時間労働(プロジェクト依存で振れ幅大)、ワークライフバランスの厳しさ、新卒離職率の高さ、配属ガチャ。OpenWork等はログイン必須のため総合スコアや本文は未取得(検索スニペットのみ)。「やばい/激務」を扱う転職メディア記事が多数存在すること自体、労働強度が外部から強く意識されている裏付け(OpenWork/JobQ/各転職メディア 検索スニペット 2026-05-28取得、本文未取得)。

③ 募集ポジション

完全ポテンシャル採用・職種別採用なしを掲げ、入口は「Biz×Techプロフェッショナル職」として一括募集。入社後に適性でキャリアを選ぶ方式(外資就活ドットコム)。2026年4月期は新卒約250名・中途200〜250名の大型採用計画(二次媒体スニペット)で、急成長に伴う事業拡大の増員が主軸とみられる(欠員補充というより成長投資)。doda・レバテック・HRMOS等で継続的に求人掲出。慢性募集=離職という側面と、増員=拡大の両面があり、想定ポジション「ITコンサル」は同社の中核職種で募集は活発(doda/HRMOS 検索スニペット 2026-05-28取得)。

総合所感

強み・魅力

  • 東証プライム・営業利益率24%超・9期連続最高益見込みの圧倒的な財務健全性と成長性。経営破綻リスクは極めて低い。
  • 金融×ITの高参入障壁領域で確立した地位+AI/DXへの事業多角化で将来性も高い。
  • 高年収(成果次第で大きく伸びる)、手厚い福利厚生、若手から大型案件・大きな裁量を任される成長環境。
  • 都内2拠点勤務・育休産休の実績・リモート週1出社からOKと、希望待遇の多くを満たす。

懸念・リスク

  • 最大の懸念は労働強度。社長自ら「Work is Life」を体現する成果主義で、配属プロジェクト次第で残業が月60〜100時間級になる口コミが複数。公式平均37時間との乖離が大きく「配属ガチャ」要素が強い。
  • 新卒離職率の高さが繰り返し指摘される(二次情報の数値だが論調は一貫)。
  • 副業可否が公式に確認できない。
  • 金融機関のIT投資サイクルへの依存度が比較的高い。

面談で確認すべき質問

  • 配属予定(または想定)プロジェクトの稼働実態:直近の月平均残業時間と繁忙期のピーク、勤怠管理の運用。
  • コミットメントスタイル(α/β/γ)を中途・自分の職位で実際に選べるか、選択による評価・アサインへの影響。
  • リモートの実運用:チーム/クライアント先常駐の有無、出社頻度の実態(週1で回るのか)。
  • 副業・兼業の可否と申請手続き(公式に情報がないため必須確認)。
  • 中途入社者の定着率・3年離職率、入社後のキャリアパスと年収の上がり方の具体例。
  • 転勤・客先常駐の有無(都内固定で問題ないか)。

情報源一覧

# 区分 URL 取得日 備考
1 公式・会社概要 https://www.simplex.holdings/company/about/ 2026-05-28 設立/資本金/従業員/役員/拠点(webfetch-py取得)
2 公式・事業内容 https://www.simplex.holdings/company/overview/ 2026-05-28 サービスメニュー(webfetch-py取得)
3 公式・IR財務ハイライト https://www.simplex.holdings/ir/highlight/ 2026-05-28 JS描画で本文未取得
4 公式・福利厚生 https://recruit.simplex.holdings/environment/welfare/ 2026-05-28 育休/産休/リモート/フレックス/時短(webfetch-py取得)
5 公式・WLB https://recruit.simplex.holdings/workstyle/wlb/ 2026-05-28 残業37h/有給76%/産休育休取得率(webfetch-py取得)
6 財務DB https://irbank.net/E36928/results 2026-05-28 売上/営業利益/ROE 多年度推移(webfetch-py取得)
7 業界記事 https://pod.jp/consulnews/simplex-kaneko/ 2026-05-28 社長経歴・沿革(webfetch-py取得、リダイレクト先lancers)
8 Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/金子英樹 2026-05-28 社長経歴(検索スニペット)
9 社長インタビュー https://gaishishukatsu.com/archives/208362 2026-05-28 年収1億/修羅場/Work is Life(検索スニペット)
10 社長インタビュー https://www.fastgrow.jp/articles/simplex-kaneko-03 2026-05-28 育成思想(検索スニペット)
11 口コミ集約 https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0910000000Fr0u 2026-05-28 残業/離職/年収(ログイン必須・スニペットのみ、本文未取得)
12 口コミメディア https://job-q.me/articles/15421 2026-05-28 激務/離職率の論調(検索スニペット)
13 決算情報 https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20250430527634/ 2026-05-28 2025/3期決算短信(検索スニペット)
14 採用計画 https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10177670232/ 2026-05-28 中途求人/採用計画(検索スニペット)
15 公式IRリスク https://www.simplex.holdings/ir/management/risk/ 2026-05-28 事業等のリスク(検索スニペットで言及確認)