一覧へ戻る 調査日時: 2026-05-29 19:05

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社

想定ポジション ITコンサル
公式サイト https://www.ctp.co.jp/
希望待遇 適合スコア
6 / 10 (◯×2 + △×1)
60%
2
2
0
1
結論(総合所感)
上場大手BIPROGYの完全子会社で経営基盤は安定、OpenWork総合4.24(全7.9万社中・上位1%)と 口コミ評価が極めて高く、新卒離職もほぼ0で定着は良好。完全週休2日・年間休日122日・育休取得率 男女ほぼ100%と希望待遇の多くは満たす。最大の懸念は「働き方が客先常駐中心でリモートが 週2出社までと保証されない」点と、「副業可否が一次情報で確認できない」点。加えて、ワンプール制で 専門特化しにくく独自カルチャーが合わない人は早期離脱する傾向、および大型PJ炎上が業績を直撃した という退職者口コミがあり、繁忙期の負荷とプロジェクト依存の収益変動には面談で踏み込む価値がある。

希望待遇との適合(項目別)

希望条件 判定 根拠・補足
都内勤務(転勤無し) 「現在は東京オフィス採用のみ」と明記、本社は港区赤坂。ただし業務はクライアント先常駐が中心で、客先の例として東京・埼玉・神奈川に加え三重・京都・大阪・福岡が挙がる(公式求人票, 2026-05-29取得)。転職サイトのスニペットには「転勤なし」記載もあるが(type.jp)、公式一次情報での「転勤なし」明記は確認できず、地方常駐の可能性があるため△。
完全週休二日 公式求人票に「完全週休2日制/祝日/年間休日122日」と明記(ctp-recruiting.snar.jp 求人詳細, 2026-05-29取得)。
育休、産休あり 法定基準通りに整備、短時間勤務可。2024・2025年は男女とも育休取得率100%(公式FAQ)。「数字で見るケンブリッジ」では男性90%/女性100%、OpenWork職場情報でも2020年度の対象者は男女とも全員取得(公式 recruit/faq・recruit/data, OpenWork, 2026-05-29取得)。
副業OK 公式採用ページ・FAQ・求人票・口コミのいずれにも副業/兼業の可否に関する記載が見つからず未確認。面談での確認事項。
リモート可(週2 オフィス出社までOK) 勤務地は「クライアント先 または 弊社オフィス または 自宅」を業務に応じ使い分けと明記。一方でFAQは「状況に応じてリモート可能だが、クライアントオフィスで仕事をすることが多い」「コロナ以降は効率的にリモートも取り入れる方針」とし、対面・常駐を重視。出社頻度を週2以下に抑えられる保証はなく、プロジェクト次第のため△(公式求人票・FAQ, 2026-05-29取得)。
凡例: 満たす / 条件付き / 満たさない / 未確認

0. 会社の基本情報

項目 内容 出典
社名 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社(英: Cambridge Technology Partners Limited) 公式 会社概要
所在地 東京都港区赤坂2-14-32 赤坂2・14プラザビル4階(東京メトロ赤坂駅 徒歩1分) 公式 会社概要 / company.csv
設立 1997年6月(日本法人)。母体は1991年に米マサチューセッツ州ケンブリッジ市で設立 公式 会社概要・沿革
資本金 1,000万円 WebSearch(会社概要スニペット, 2026-05-29)
従業員数 192名(2025年3月現在) 公式 会社概要
上場区分 非上場(東証プライム上場 BIPROGY の完全子会社、コード8056) 公式 / Wikipedia, 2026-05-29
事業所 東京本社(赤坂)/関西オフィス(大阪・グランフロント大阪タワーB、BIPROGY拠点に同居)/米国子会社(カリフォルニア州トーランス) 公式 会社概要
沿革(要点) 1991年 米ケンブリッジ市で設立 → 1997年 東京に日本法人 → 2001年 米ノベル社と併合 → 2006年 日本法人が日本ユニシス傘下へ → 2016〜2023年「働きがいのある会社」ベストカンパニー連続選出 公式 沿革, 2026-05-29
業界における位置づけ 従業員192名規模の中堅ITコンサル。「変革をどう進めるか(ファシリテーション)」に専門性を置く独自路線で、大手総合系のような規模はないがニッチな存在感 公式 / FAQ, 2026-05-29
子会社・グループ会社・関係の深い会社 親会社=BIPROGY(旧・日本ユニシス、東証プライム)。完全子会社=Cambridge Technology Partners Inc.(米国)。提携にCALSOFT SYSTEMS、方正璞華信息技術 公式 会社概要 / Wikipedia, 2026-05-29

① 会社の健全性

1-1. 事業内容

企業の業務改革・IT戦略立案・新規事業創造・グローバルプロジェクト支援・営業改革・PMO改善などを手掛けるコンサルティングファーム。最大の特徴は「答えを教える先生型」ではなく、顧客自身の“変わる力”を引き出してプロジェクトを共に推進するファシリテーション型コンサルティングで、方法論(RAD等)を顧客に開示し「次の変革はケンブリッジ抜きで」を掲げる(公式トップ・仕事の特徴・FAQ, 2026-05-29)。業界・領域を固定しないワンプール制で、製造・流通小売・サービス等の大手案件を幅広く受注(OpenWork口コミ「大手の案件が多い」)。収益構造はプロジェクト型コンサルフィー。特定顧客への依存度を示す公開データは確認できなかったが、ワンプール制で案件分散を志向。注力テーマとしてDX推進・生成AI活用(代表挨拶で「AIは変革共創型にとって追い風」と明言)。書籍出版を継続的なブランディング兼ノウハウ発信に活用し、『世界で一番やさしい会議の教科書』『業務改革の教科書』『社員ファースト経営』(2023) 等を毎年刊行(公式 沿革, 2026-05-29)。

1-2. 経営者(社長)の人物像

経歴・バックグラウンド: 代表取締役社長 榊巻 亮(さかまき りょう)。1980年生まれ。一級建築士で、大学卒業後に大和ハウス工業で設計・業務改善に従事し、2008年にケンブリッジへ中途入社。コンサルタントとして金融・通信・運送など幅広い業界の変革PJに関与した後、社長に就任した「コンサル現場たたき上げ」型で、現役コンサルタント兼採用責任者でもある(WebSearch: 日経BOOK/ITmedia等プロフィール, 公式 this_is_cambridge, 2026-05-29)。創業者ではなく、社内昇格型の社長。

人柄・価値観・経営スタイル: 「ノウハウフルオープン」を掲げブログ・X・YouTube・書籍・講演で積極発信する情報公開志向。経営理念は「顧客にとって正しいこと(キレイゴトの追求)」で、「お客様が望んでも正しくなければ仕事を引き受けない」と明言。評価は売上でなく行動(コンピテンシー)で、コンサルに売上責任を持たせず純粋に顧客成功に集中させる思想。意思決定は「公開Weeklyミーティング(経営会議は誰でも参加・議事録全社公開)」「ワークアウト(社員提案を1日でまとめ経営に直接プレゼン・即日決定)」など透明性・現場参加型を志向(公式 代表挨拶・働き方を支える仕組み, 2026-05-29)。著書多数で言語化能力が高く、発信内容と社内制度(評価・カルチャー)の一貫性は比較的高いと読める。

評判・レピュテーション: 社長個人に関する不祥事・パワハラ・炎上・係争は検索(「社長名/会社名+不祥事・訴訟・パワハラ・炎上」)で確認できなかった。OpenWork「経営者への提言」は6件と少なく本文は未取得(ログイン必須)。社員口コミの「風通しの良さ4.5」「相互尊重4.3」は経営層への信頼の傍証。

経営チーム(社長以外の役員): 役員個別の経歴・構成は公式「パートナー」ページ等に一部あるが本調査では詳細未取得。幹部の短期大量離脱を示す情報は確認できなかった(むしろ在籍10〜20年以上の口コミ回答者が複数おり、長期在籍の幹部層が存在)。

1-3. 財務・業績

非上場のため単独の決算公告・有報は確認できなかったが、東証プライム上場 BIPROGY(コード8056)の完全子会社であり、親会社の連結に取り込まれる構造(Wikipedia / 公式, 2026-05-29)。親会社の資本力に支えられ、単独スタートアップのような資金枯渇リスクは低いと判断。一方で子会社単独の売上・利益推移は非開示で、開示姿勢の観点では透明性が限定的。なお退職者口コミに「大型PJが大炎上して会社の業績が悪化した」(OpenWork退職検討理由, 在籍5〜10年・現職女性, 2025-06-13)との記述があり、プロジェクト型ゆえ大型案件の成否が業績を直撃する収益変動リスクは留意が必要。

1-4. 業界内ポジションと将来性

ITコンサル/DX市場自体は成長領域で、生成AIの普及も同社の「人の変革に集中する」路線にとって追い風と自社は位置づける(代表挨拶, 2026-05-29)。競合は総合系(アクセンチュア・デロイト・アビーム等、OpenWork同業界一覧)で、規模・ブランドでは見劣りするが、「業務改革×ファシリテーション」という差別化と、書籍・養成学校(ブートキャンプ)による方法論の外販でニッチを確立。強みは独自方法論とカルチャー、弱みはワンプール制ゆえの個人の専門特化のしにくさ(口コミでも指摘、後述)。

1-5. レピュテーション・コンプライアンス

ネガティブ情報を能動的に検索(「不祥事/訴訟/行政処分/パワハラ/炎上/労基」)したが、報道・行政処分・労基是正勧告・SNS炎上は確認できなかった(WebSearch, 2026-05-29。※「出てこない=無い」ではない点に留意)。ポジティブ材料として「働きがいのある会社」ベストカンパニーに2016〜2023年連続選出(公式 沿革)、2022年12月より「リスペクト・トレーニング」導入(ハラスメント予防の取り組み, WebSearchスニペット)。OpenWorkの「法令順守意識」は3.8とやや控えめ。

② 働く環境

2-1. 待遇・処遇

  • 給与レンジ(公式求人票): 年収630万〜1830万円(賞与Profit Sharing・40時間/月のみなし残業代込)。職種別の中途求人では「コンサルタント600〜800万」「ハイクラス/未経験ポテンシャル1000〜1830万」等(ctp-recruiting.snar.jp / OpenWork求人, 2026-05-29)。
  • 口コミ年収(OpenWork, 32人): 平均870万円(平均年齢32歳)、範囲500〜2400万。年収事例はコンサル600〜800万、マネージャー800〜1100万。年俸制で「若手のうちは他社(大手総合系)と比べ…」との記述(本文はログイン制限で一部のみ)。
  • 労働時間: 9:30〜18:00、専門業務型裁量労働制(みなし9時間30分)。月平均残業 35.5時間(公式FAQ/データ)、OpenWork実績も35.2h(58人)でほぼ整合。ただしプロジェクト次第で「10時間程度〜40時間超」と波がある旨を会社自身が明言。
  • 有給: 公式は取得率81.7%。一方OpenWorkの消化率は61.7%と乖離があり、公式(採用広報)と口コミに差がある点は要注意(プロジェクト終了〜次PJ参画の合間にまとめ取りする運用の影響と説明)。
  • 評価・昇給: 絶対評価+コンピテンシー(行動)評価。「ポストが空かないと昇進できない/上司の好みで決まる」ことは無いと明言、経営陣の完全合議制でアニュアルレビュー。人事評価の適正感はOpenWork 4.5と高い(公式 働き方を支える仕組み / OpenWork, 2026-05-29)。

2-2. 組織・カルチャー

OpenWork 総合スコア 4.24(全79,110社中・上位1%、回答者58人)。内訳は風通しの良さ4.5/人事評価の適正感4.5/20代成長環境4.5/社員の相互尊重4.3/社員の士気4.2と高く、待遇面の満足度3.4・人材の長期育成3.0はやや低め(OpenWork, 2026-05-29)。新卒離職者数は2018年度1人・2019/2020年度0人で定着は良好。平均年齢35.5歳、男女比71:29、中途61%/新卒39%、文系77%。「全員で会社をつくる(公開経営会議・ワークアウト・全員オフサイト合宿)」「心理的安全性(チームイベント費補助・部活)」「99%内製トレーニング・週1金曜の自己研鑽」など、カルチャーを制度で意図的に育てる設計が濃い(公式 働き方を支える仕組み / OpenWork職場情報, 2026-05-29)。一方で「あまりに独自の社風」ゆえ合わない人もいるとの口コミがあり、カルチャーフィットの当たり外れは大きい。

2-3. 労働者視点のレビュー(口コミ)

OpenWork(261件中・スコア対象58人, 2026-05-29取得、本文の多くはログイン制限で要点のみ):

  • ポジティブ: 「意識の高い仲間と楽しく真剣に取り組める」「どこでも通用するスキルが身につく」「面倒見が良く教育環境が整う」「やりたい仕事を自分で作れば自由に働ける」。
  • ネガティブ/退職検討理由(22件): ①「スキルアップ・キャリアアップにならなかった」②「自身の専門性が身につきそうになかった」(ワンプール制で広く浅くなりがちとの示唆)③「大型PJが大炎上して会社の業績が悪化した」④「あまりに独自の社風でフィットしない」。退職者でもスコア2.3〜2.9と極端な低評価は少ない。

③ 募集ポジション

想定ポジションは ITコンサル(ファシリテーション型コンサルタント)。公式・OpenWorkともに中途求人が複数本・継続的に掲載(コンサルタント/シニアコンサルタント/業務系PM/未経験ポテンシャル採用など、いずれも東京・正社員、2026-05-27更新, 2026-05-29取得)。募集背景は求人票上「次の挑戦を共に創り出す仲間を募集」とあり、明示的な増員/欠員の別は記載なし。複数職種・複数レンジで常時募集している状態は事業拡大に伴う継続採用と読めるが、慢性的な人員流動の可能性も否定できないため面談で背景確認が望ましい。新卒採用も並行(新卒39%)。

総合所感

強み・魅力

  • 東証プライム上場 BIPROGY の完全子会社で経営基盤が安定。単独スタートアップのような資金リスクは低い。
  • OpenWork 総合4.24(上位1%)・新卒離職ほぼ0と、社員満足・定着が極めて高い。風通し/評価適正感/成長環境が高評価。
  • 完全週休2日・年間休日122日・育休取得率ほぼ100%(男女)・年20万円の自己研鑽費など、希望待遇および働きやすさの制度面が充実。
  • 評価が「売上でなく行動」で、絶対評価・経営会議公開など透明性の高い人事・経営

懸念・リスク

  • リモートが客先常駐中心で「週2出社まで」を保証できない(プロジェクト依存)。希望条件との最大の不一致点。
  • 副業可否が公開情報で不明(❓)。要確認。
  • ワンプール制ゆえ個人の専門特化がしにくく、「スキル/専門性が伸びない」「独自の社風が合わない」が退職理由の上位。カルチャーフィットの当たり外れ。
  • プロジェクト型ゆえ大型案件の炎上が業績・残業を直撃しうる(退職者口コミ・会社自身の残業ブレ言及)。子会社単独業績は非開示で外形からの確認が難しい。
  • 待遇満足度3.4・「若手は大手総合系より年収が見劣り」との口コミ。

面談で確認すべき質問

  • 副業・兼業は許可されるか(申請制か、条件)。
  • 配属プロジェクトの標準的な出社頻度と、リモート/在宅をどこまで選べるか。週2出社以内は現実的か。
  • 客先常駐の勤務地の範囲(地方常駐・長期出張の頻度、転居を伴う配属の有無)。「転勤なし」と言えるか。
  • ワンプール制の中で専門性をどう積み上げるか、キャリアパスの実例。
  • 直近の業績トレンドと、大型PJ炎上時の負荷・処遇への影響。
  • みなし残業40時間の運用実態と、繁忙期のピーク残業。

情報源一覧

# 区分 URL 取得日 備考
1 公式サイト(会社概要・沿革) https://www.ctp.co.jp/company/information/ 2026-05-29 設立/従業員数/拠点/沿革/BIPROGY傘下入り
2 公式サイト(代表挨拶) https://www.ctp.co.jp/company/greeting/ 2026-05-29 社長 榊巻亮の経営思想・AI観
3 公式採用(働き方を支える仕組み) https://www.ctp.co.jp/recruit/environment/ 2026-05-29 評価制度/教育/カルチャー制度
4 公式採用(FAQ) https://www.ctp.co.jp/recruit/faq/ 2026-05-29 残業35.5h/リモート方針/育休100%/有給81.7%/女性管理職9.1%/賃金差66.7%
5 公式採用(数字で見るケンブリッジ) https://www.ctp.co.jp/recruit/data/ 2026-05-29 平均年齢35.5/男女比/育休取得率
6 公式採用(求人詳細・労働条件) https://ctp-recruiting.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=cqAJtNRv2P8 2026-05-29 年収630〜1830万/完全週休2日・年間休日122日/裁量労働/勤務地(客先・自宅・オフィス)
7 OpenWork(評価スコア・口コミ) https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0C1000000To6Rk 2026-05-29 総合4.24(上位1%)/残業35.2h/有給61.7%/年収870万/新卒離職ほぼ0
8 OpenWork(退職検討理由) https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C1000000To6Rk&q_no=8 2026-05-29 専門性が伸びない/独自社風/大型PJ炎上で業績悪化
9 Wikipedia(沿革・資本関係) https://ja.wikipedia.org/wiki/ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ 2026-05-29 1991年設立/2006年ユニシス傘下/BIPROGY完全子会社
10 社長 榊巻亮プロフィール(日経BOOK/ITmedia等) https://bookplus.nikkei.com/atcl/author/00505/ 2026-05-29 1980年生/一級建築士/大和ハウス出身/2008年入社/著書多数